南北首脳会談で、金正恩氏が持参した平壌冷麺。
これが実は話題となっています。
キム・ジョンウンが「苦労して平壌冷麺を持ってきました」と発言したのは、南北会談のために料理人と製麺機をピョンヤンから運んで来たら製麺機が故障したとの裏話があったらしい。
和やかに本場の冷麺に舌鼓 実はウラで緊急事態が… https://t.co/0HiE7w40LN
— 大塚敏範 (@sgr_b214) 2018年5月1日
もともと冷麺は北朝鮮がルーツだそうです。
その冷麺ですから、わざわざ南北会談に持参してきたと思われます。
しかも、北朝鮮で一番美味しいとれるレストランからです。
これは最高のものをお互いに食べるということでお互いに最高の姿勢で迎えているということでしょうか?
冷麺。
この日本でも韓国料理店で食べられる料理ですが、朝鮮半島の人にとっては特別な思いがあるものなのでしょう。
日本の冷やし中華と似ているところもありますが、似て非なるものでしょう。
麺に歯ごたえがあり、黒っぽいということですから、そば粉と緑豆粉が使われているというまさに平壌冷麺ですね。
また、北では冬に食べるものとされています。というのも、北朝鮮の寒さを快適に過ごすため、オンドルで暖をとるのですが、その温度調節が難しく、室内は暑かったそうです。
そこで、冷麺を食べるということのようです。
寒い外気から守られた室内でいただく、冷たい麺。
なんとも贅沢であり、日常であったことでしょう。
それが、朝鮮戦争で北から逃れてきた人たちによって、南にも普及して、今や全世界へと知られるようになった料理ではないでしょうか?
今でも、冷麺は南北分断の象徴と言われています。
それを南北会談でお互いに食べるというのは、我々は別れたままだという現実を受け止めるものなのでしょうか?
それとも、同じ冷麺を食べて、同じ喜怒哀楽を持つ人であり、民族であることを再認識したのでしょうか?
お互いに冷麺を食べて、熱くならず、冷静に今の世界を俯瞰してほしいですね。
今の世界の在り方を考えてほしいものです。
私も冷麺が食べたくなってきました。
とはいえ、すぐに韓国に行けるわけではないので、近くの韓国料理屋さんにこの大型連休を利用して食べに行ってみたいですね。南北統一を夢見ながら、冷麺を食べたいです。