朝ドラ「半分、青い。」、テーマは「家族愛」なの?!

「ラブストーリーの神様」と称される北川悦吏子さんが脚本を手掛ける朝の連続テレビ小説(通称、朝ドラ)の「半分、青い。」ですが、視聴者の期待をいい意味で裏切り、現在のところ、恋愛というより、家族愛がテーマではないかと思うような展開となっています。

とはいえ、非常に話題性が高く、SNSで取り上げられない日はないくらいです。

とりわけ、朝ドラファンの私にとっては、主人公鈴愛が、就職するにあたり、受けた会社にことごとく落ちていくのですが、その会社名の意味に気づいたときは爆笑でした。

これには正直やられました。
というのは、過去の朝ドラのヒロインの苗字とその職業にちなんだ会社名だったからです。

その内容をご覧ください。

下村医療器:「梅ちゃん先生」下村梅子;医者
狩野旅館:「純と愛」狩野純;ホテル
天野海産:「あまちゃん」天野アキ;海女
レストランにしかど:「ごちそうさん」西門め以子;西洋料理店
村岡書店:「花子とアン」村岡花子;翻訳家
亀岡飲料販売サービス:「まっさん」亀岡エリー;酒造会社
津村食品:「まれ」津村希;パティシエ
白岡信用金庫:「あさが来た」白岡あさ;銀行家
コバシ印刷:「とと姉ちゃん」小橋常子;出版社
坂東織物工業:「べっぴんさん」坂東すみれ;アパレルメーカー
谷田部精工:「ひよっこ」谷田部みね子;ラジオ製造工場
藤岡企画:「わろてんか」藤岡てん;寄席経営

これをみるとスタッフの並々ならぬ朝ドラ愛を感じます。
それゆえに、見ている朝ドラファンも楽しめるのでしょう。

また、その当時流行していたものを小物として登場させるのは本当に当時を知っている層にとっては小ネタがきいている漫才のようで楽しい限りです。

他にも仕掛けがあって、鈴愛が弟子入りする人気少女漫画家の秋風羽織の漫画作品には実在の漫画家の作品を使うという非常に面白い趣向を凝らしています。

これをNHKの番組公式ホームページでは、「パラレルワールド」と称して、また私たちを楽しませてくれています。

このように私たちを喜ばせるネタ満載で、エンターテイメント性抜群の作品ですが、今後、鈴愛がどうなるのかというドラマのストーリー展開についても目が離せません。

本当に見ていて楽しい朝ドラですね。